インド・ネパール一人旅⑬<インド⇒ネパール国境渡る!>

ネパール①ーポカラ

5月19日(日)

朝、目が覚めると、一瞬自分がどこのいるかわからず…、そうか列車に乗ってるのか。時計を見ると6:50。やばい!寝過ごした?!と思って焦りながら、席を変わってあげた下の段のおばさんに聞くと、「ゴーラルプル、ネクスト!」って言われて安心する。

今日は、インドからネパールへ陸路で国境を渡る。

バラナシから列車でゴーラルプル。そこから、乗合タクシーで国境の街スノウリへ。そこでネパールに入国し、ポカラに向かう。

ポカラは、カトマンズに続くネパール第2の観光地。北にアンナプルナ連峰が高くそびえ、街の西側にはフェワ湖が広がる盆地で、多くのホテルやレストランが集まり世界中からツーリストが訪れる。

7:20に列車はゴーラルプルへ到着。

ホームに降りた瞬間から乗り合いタクシーの客引きに取り囲まれる。今までの経験上、ここは目もくれず回避。駅を出てバス乗り場へ行くと直近のバスは満席で、2時間後のバスになるとのこと。

どうしようかと思っていたら、スノウリへ行くというインド人のおじさん2人が、乗合タクシーに一緒に乗らないか?と声をかけてきた。警戒しながら話を聞くと、人数が集まらないとタクシーが出ないので、人を集めてるとの事。一旦断って様子を見てると、どうも本当らしく、あと一人というので乗合タクシーに乗ることに(Rs500)。

車はスズキの「ERTIGA」。

荷物は屋根に乗せて、インド人おじさん2人とネパール人家族、赤ちゃんを含めた6人、ドライバーと自分をあわせて10人。一番後ろのシートで、なぜかインド人おじさんに挟まれ真ん中の座席でギュウギュウになりながら、3時間の車の旅。

前に座っているお母さんが赤ちゃんを抱っこしていて、ときより赤ちゃんが顔を出すのが可愛い。

それにしても、道が悪い。その道を結構なスピードで走るので揺れまくる。ガタガタでもアスファルトがあるところはまだマシで、舗装されてない場所が多数あり、砂を巻き上げながら走る。最初は窓を開けて走ってたのだが、途中からさすがに砂ぼこりがひどいので、窓を閉めてエアコンつけてくれて、涼しくて快適。

お昼休憩でレストランというか、食堂に立ち寄る。お店の人に勧められチャパティを注文したけけど、これが熱々で香ばしくてなかなか美味しい。

ネパール人一家。

チャパティー定食。右上が辛い味噌(?)、左下はヨーグルト。

陽気な店員。

食堂を出発して、途中、お父さんと一緒に助手席に座っていた女の子が吐くという(そりゃこの運転じゃ吐くわな。)ハプニングはありつつ、無事にスノウリへ。

インド側のイミグレーションの建物の前で、皆と別れを告げる。

インドの出国手続きはスムーズ。パスポートをすると、すぐにハンコもらえます。

近くの両替屋で残ったインドルピーと手持ちの100ドルを、ネパールルピー(NRs)に両替。レートが悪かったので、とりあえずの両替。全部で13000NRs。

1NRsは、日本円に換算すると約1.2円。1年前は1NRs=1円だったので、この円安のタイミングでの海外旅行は痛い…と再認識する。

ここから国境へは800m程あり、リクシャーで移動。

人生で初めて陸路での国境越え。テンションMAX!

いろいろあったけど楽しかったよ。さようなら!インド!!

これからお世話になります、こんにちは!ネパール!!

国境のところで、わざわざリクシャーを降りて自分の足でネパールに入国。結構車やバイクが行き来しているので、この日本人邪魔やな。って思われてそうだけど、そんなのは無視。越えてから再度リクシャーに乗る。

イミグレ以外に、インド側の国境ゲート、ネパール側の国境ゲートでそれぞれパスポートを提示が必要でリクシャーの運転手がいろいろと教えてくた。

そこから400m離れたネパール側のイミグレへ。

そこで日本で取得したe-visaを見せハンコもらって、ネパールへ入国完了!

このスノウリは、ツーリストの往来が盛んで、治安が良くないらしく、ポカラまでの交通手段をどうしようかと思っていたら、職員が乗り合いバスを紹介してくれた。欧米人のツーリストも何人か、同じバスに乗るとのことで少し安心。デラックスというので待っていると、TOYOTAハイエースが登場。エアコンなし(NRs1400)。ちょっとボラれたか~。

運転席入れて、5列ある中の一番後ろの列の左端。大人4人ギュウギュウに詰めて座る。

ここから断崖の細い未舗装の道を猛スピードで駆け抜ける恐怖の6時間。あまり報道されては無いけれど、結構な頻度で崖から車が落ちる事故が起きているとも…。

窓を開けて走る為、風が入ってきて涼しいのだけど、砂ぼこりが入って来て体中がジャリジャリ。

それでも眠気は襲ってくるものでウトウト。すると、どうも端に座っているので揺れる度に車の内壁に頭がコツコツ当たってたみたいで、隣のインド人の若者が、体が内壁の方に倒れないように腕を組んでくれて、自分の方に頭を倒していいよ!って言ってくれた。なんていい若者。最後にインド人の優しさを噛みしめる事ができた。

ありがとう!!

この若者に甘え、肩を借りて眠る。

ほんと生きた心地がしなかったが、なんとかポカラへ。夕方18:00着。

ポカラのバスターミナルに降りると、めちゃくちゃ涼しい!インドとまるで違う。

ポカラでは、街からちょっと離れたリゾートホテルを予約しており、タクシーで向かうが、かなり離れてるらしく、何人かに交渉しても全然運賃下がらず、NRs800でホテルまで。行ってみてわかりましたが、タクシーの運転手の言うように山道をひたすら走るけど一向にホテル現れず。地元の人に何度も場所を聞いて、40分ぐらいかけてホテルへ。申し訳ないので、チップ含めNRs1000渡しました。

俗に言う、リゾートホテル。今回の旅の中で一番良いホテル。

ウェルカムドリンクあり、部屋は広いし、清潔。熱いお湯がドバドバ出るし、ACもよく効く。スタッフもすごく丁寧で好感触。

入ってすぐ、熱いシャワーを浴びサッパリ。丸2日間の汚れを落とす。

ディナーはホテルで、チキンストロガノフと冷たいビール1本。☆☆☆☆

長い移動だったし、これぐらいの贅沢はいいでしょう!

久しぶりにゆっくりベットで就寝。

ちょっと天候が良くないけど、明日は晴れてヒマラヤ山脈みれるかな?

<本日の移動経路>

maps.app.goo.gl

(つづく)

インド・ネパール一人旅⑫<バラナシ>

インド⑫ーバラナシ

5月18日(土)

バラナシ3日目。朝の沐浴風景を見たくて、5:00起きでガンジス河へ。

薄曇りでまだ太陽は顔を出していない。朝から多くの人が沐浴。あまり荘厳な感じはないかな。川岸の高台で寝ている人も。

対岸からもガードを見たくて相乗りボートへ。木製のなんとも頼り無いボートで待つがなかなか出航しない。

そうこうしている間に太陽が出てきた。

一応、救命胴衣が配られるが、全員に行き渡らないのがインドっぽい。

30分後、ようやく40人程を乗せて出航。

ボートから見るガンジス河も美しい。

南側のガートを巡った後、対岸へ。

対岸は、人が住む建物もなく砂地が延々と続く異空間。

活気でみなぎる「生」の街と相反する「死」の大地。不浄の地とも呼ばれる。この時期は乾季の為、水位が低く、観光用のお店がありラクダが闊歩するが、雨季の8月9月になると水位が上がり砂浜は消えてなくなる。

乗船していた他のインド人達は、思い思いに沐浴。

若者に「お前は入らないのか?」って言われたけど、ここは止めておきます…。

25分後に出航と言われていたのに、時間が来ても全然人が集まってこない。インド時間(笑)。

ガンジス河の水を専用のポリタンクに入れて、皆大事そうに持って帰る。

戻る途中、マニカルニカー・ガート(火葬場)を横切る。

船から上がり、ホテルへ戻り、チェックアウトの準備。10:30チェックアウト。

ネパールへの中継地ゴーラクプル行の列車は今晩23:45にバラナシ駅発、まだまだ時間があるので、VINAYさんに荷物の保管お願いしたら、快くOKくれました。その代わりにレビューをだいぶ良く書いときました(笑)。

常連になりつつあった陽気なマスターのお店でラッシーを飲む。

それから、昨日行ったモナリザカフェにてオリエンタル朝食を食べる。フルーツ盛り合わせが美味しい。

インドに来てやりたかった事のひとつが「映画を観る」こと。
ムンバイは「ボリウッド」映画が盛んなのですが、タイミング的に観れなかったので、ここバラナシで実現!

映画の「猿の惑星/キングダム」とインド映画の「SRKANTH」という映画の2作品、上映していましたが、インドにいるし「SRKANTH」の一択のみ(Rs120)。 

映画SRKANTH(スリカント

生まれつき盲目だけど、両親や先生、友達に支えられ、いろいろな困難を乗り越え、人生を切り開いていく実業家のスリカント・ボラの半生を描いた実話。

内容もわからず映画館の中に入ると、もう映画は始まっていて、とりあえず真ん中から少し上の席を確保し座る。ヒンディー語で当然日本語の字幕も無いので、全部が理解できたわけではなかったですが、盲目であることの苦悩や、障害に立ち向かう強さみたいなものが画面から伝わってきて感動しました。

途中、インド映画あるあるの休憩をはさみます。

インド映画は歌ったり踊ったりして観客が盛りあがるイメージがありましが、アクションや恋愛映画じゃないので、そこまでではなかったですが、それでも要所要所で歓声はあがってました。

インド映画は上映前にインド国歌が流れて、皆立って国歌を歌うと聞いてたので、途中入場でそれが見れなかったのは残念…。

映画館から出た後、暑くてのど乾いたので、ビールでも。お店に入ると高いので、酒屋を探してウロウロ。

映画館の近くに酒屋発見!

インドの酒屋は鉄格子になってる場合が多く、隙間からお酒とお金のやりとりをするのですが、なんか罪悪感が半端ない。500㎜のKINGFISHERビールをRs180で購入。お店の人が店頭で飲んでいいというので冷たいビールをインド人の目を多少気にしながら飲む。背徳感も手伝ってめちゃくちゃ美味しい。

飲んでたらインド人3人組が来てビールを10本ぐらい買って、小さなリュックにパンパンにつめて帰っていった(笑)。

ほんとかわからないけど、ガンジス河から5km範囲内は飲酒禁止らしく、コソコソしてたのかも…。

ゴードウリヤー交差点から南西にあるイスラム教徒地区を街ブラ。

ヒジャブというスカーフを被った女性がちらほら。

夕食は、高台の上にあるDOLPHIN CAFEへ。ガンジス河を見渡せる場所にあり、プージャの様子も上からよく見える。HAKKA NOODLEを食べる。いわゆる焼きそば。少しパサパサ気味だけど味が濃くてスパイシー。☆☆☆

連日のプージャ。今日は、土曜日だからか昨日より人が多い。

21:00にホテルに荷物を取りに行き、そこから列車の出るバラナシ駅(BSBS)へ。バラナシには最寄り駅が3つあり、駅名も変わったりしていて紛らわしい。オートリクシャーのドライバーに入念に確認の上、出発。

無事にBSBS駅へ。

BSBS駅を23:45発、ゴーラルプル駅に翌6:10着の列車に乗ります。

2時間ぐらい駅のホームで待つが、薄暗くてめちゃくちゃ暑い。人も少なく表示もわかりにくいので、到着する列車を都度確認しながら待っていると、時間通りに列車が到着。インドの列車は長時間遅れて待たされるイメージだったけど、結局ほとんど遅れなかったなぁ。ただ運が良かったのか、インドが変わってきたのか?

何度も乗っているので感じはわかってるのだが、やはり席がわからない…。駅員さんに確認して自分の席へ(LB)。と思ったら、おばさんが寝ていて、「ここ私の席」って言うと上の段を指さして、もう寝ちゃってるから席変わってて言われて、しぶしぶ上の段へ。暗い中、上の段へ上がり、携帯の充電だけ確保して、就寝。

ネパールへ向かう。

テルチェックアウトしてから、シャワー浴びず仕舞いで汗だく。

風呂入りたい~、疲れた~!

(つづく)

 

インド・ネパール一人旅⑪<バラナシ>

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インド⑪ーバラナシ

5月17日(金)

バラナシ2日目。

本日、念願だったガンジス河の沐浴に挑戦!

朝7:00、Tシャツに海水パンツを履いて、足元はスリッパ。昨日買ったルンギーと携帯と小銭だけをもってガンジス河へ。

既に多くの人が沐浴してる。

石段を降りていくと、大きな傘の下にいる僧侶らしき人に手招きされ、額にティラカと呼ばれる印をつけてくれました。お布施でRs200と言われましたが、持ってた小銭で許してもらいました。

どうしようかと思ってウロウロしていたら、笑顔の素敵なお母さんと男の子と、なんとなく目が合って、チャンスとばかりに写真を撮ってくれるようお願いしたら、快くOKしてくれました!

Tシャツを脱いで、ルンギーを腰に巻き、携帯を渡して、いざガンジス河へ。

河に入ろうとしたら、おじさんに「スリッパ、脱げ!」と言われて、スリッパを脱いで素足で足を踏み入れます。

水はヒヤッとすることもなく、ちょうどいい水加減。下がコケで滑りそうになる。

濁ってて見えないが、底は階段状になっており、少しづつ降りていく感じで、ギリギリ足が届くまで降りて首まで浸かります。結構気持ちいい。さすがに顔を浸けるのはハードルが高く、顔を上げながら「ガンジス河で平泳ぎ!(笑)」

太陽の方に向かって手を合わせ、聖なる河ガンガーに、今までの罪や穢れを洗い流してもらいました。そんなに悪い事はしてないとは思いますが…(笑)。

これで、2つ目のミッションクリア!

河から上がり、写真を撮ってくれた親子に感謝。「本当にありがとうございました!」それから、速攻ホテルに戻り、念入りに体を洗いました。

 

部屋でちょっと休憩し、マニカルニカー・ガート(火葬場)へ。

ガートへの道がよくわからず、何度も道を間違いながら近づいていくと、煙と臭いが立ち込めていく。何体もの遺体が火葬されていて、見ている分には誰も文句言わないが、撮影は厳禁。

おばあさんの遺体が、何人もに抱えられ、川沿いから火葬場に運ばれていきます。その後ろを白装束を着た旦那さんと思われるおじいさんが憔悴した様子でついて行く。火葬場に着くと、遺体の上に薪を積み上げ、程無くして火を付ける。目の前で、火が轟轟とあがり、遺体が炎に包まれる。なんとも言えない気持ちになりました。

ヒンドゥー教徒にとって、この場で火葬され遺灰を河へ流すことは、輪廻から解き放され浄化される、非常に重要で神聖な意味をもちます。

あのおばあさんは恵まれている。のであろうか?

いろいろと考えながらガートを後にしました。

炎天下で見ていた為、少し疲れたのでホテルでゆっくりし、19時過ぎに、またプージャを見に行く。毎日本当に多くの人が集まる。

喧騒を離れて、ホテルから続く細い路地を歩いてみる。

多くの人が行き交う中、バイクがクラクションを鳴らしながら通っていく。

夕食は、その細い路地を進んだところにある「モナリザ・カフェ」へ。欧米人にも人気のカフェ。

チキンカレーとライスのセット。チキンが柔らかくボリュームもあり絶品☆☆☆☆。

あと、Coolerって言うメロンとミントのジュースも頼んだけど、これが全然美味しくない…。☆☆

お口直しという訳ではないけど、BABA LASSIというラッシーが抜群に美味しいと評判の店でお勧めのMIXラッシーを食べました。

壁に写真やサインがいっぱい。

バナナ、パイナップル、マンゴー、ザクロが入っていて、甘くて美味しい。ザクロなんて久しぶりに食べました。

今日は、かなり疲れたけど、念願の沐浴が出来て大満足の一日!!

ただ、この沐浴が帰国後、波乱を巻き起こすのだが、それはまた別の話…。

(つづく)

インド・ネパール一人旅⑩<ムンバイ/バラナシ>

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インド⑩ームンバイ・バラナシ

5月16日(木)

今回のインド旅行始まって以来の最大の危機が…。

今日は、ムンバイから飛行機でバラナシに向かいます。

国内線チケットは、agodaにてネット予約済。

チャトラバティ・シヴァージー国際空港(ムンバイ)13:15発、ラール・バハードゥル・シャストリ空港(バラナシ)15:25着、 AkasaAIR 便名:QP1498(Rs7688)

Backpacker Crowsをチェックアウトし、タクシー、列車、オートリクシャーと乗り継いで、チャトラバティ・シヴァージー国際空港へ。途中、列車も駅員に聞いて急行に乗れてかなりスムーズに最寄駅に行き、オートリクシャーも難なく手配できて空港へ。

ただ、空港への乗り入れが非常に混んでいて、1㎞ぐらい手前で降ろされる。空港の出口側から歩いて入っていく。これがある意味、不幸の始まり…。

駐車場を歩いて通り、空港へ10:00に到着。出発までまだ3時間あった為、朝ご飯を食べてゆっくり過ごしてたんですが…。

電光掲示板に自分の飛行機が乗ってないなと思っていたら、それがARRIVALのものだと気づく。急いでDEPARTUREのカウンターへ行くと、自分が乗るAkasaAirの発着が、ここ(ターミナル2)ではなく、4km離れたターミナル1であることが発覚!

その時点で、12:00を回っており、慌ててタクシーでターミナル1へ向かう。タクシー代はRs800 !足元見られてしまった…。

20分でターミナル1に到着。そこから、AkasaAirのカウンターで15分かけてチケット入手し、「NO TIME!」「SORRY!」とか言いながら、空港入口で20人ぐらい並んでる列をすっ飛ばして中へ。

入ってすぐにいた係員に急いでる事を伝え、チェックインカウンターに行くと、女性係員に「もう搭乗時間終わってて入れない。今日はもう無い。明日の飛行機になる。」と言われてめちゃくちゃ焦る…。

これに乗れないと予定が総崩れになる為、なんとか乗れないかとゴネていると、他に2人のインド人も乗り遅れたらしく、一緒になって必死でゴネる!

すると、女性の係員が、誰か(おそらくお偉いさん)に電話してくれて、なんとか乗れることになった!助かった!!

そこから荷物も預けられないのでリュック担いだまま機内へ。手荷物検査でハサミは没収されましたが…。

機内に入り、自分の席についた瞬間、ドッと汗がでました。

尽力してくれたインド人の皆様方、ありがとう!!!

乗ってから気づきましたが、インド国内線 意外ときれい。

バラナシの空港からガンジス河に近いILIKA STAYSホテルまでプリペイドタクシーでRs800。この時は交渉するパワー無し。

車が入れるギリギリのゴードウリヤー交差点で下車。

交差点は人で溢れ返っている。再度気合入れ直す!
ダシャーシュワメード・ロードを歩いてホテルを探す。細い路地に入り、Google Mapで見てかなり近くまで来ているのにホテルが一向に見つからない。場所を知っているという地元の人に入口まで案内してもらったのですが、どう見てもアシュラム(寺院)。

そこにオーナーのVINAYさんがいて、寺院を取り囲むように作られた階段を上ると、そこにホテルが。

部屋に案内されて、シャワーが出ないとか支払いにカードが使えないとかいろいろ問題ありましたが、VINAYさんが水道管直してくれたり、両替屋連れて行ってくれたり、いろいろ動いてくれて解決してくれました。

荷物を置いて遂にガンジス河へ。

ダシャーシュワメード・ガード

ホテルから5分も歩けば、メインガート(沐浴場)であるダシャーシュワメード・ガートが目の前に。

84あるガートの中でも岸辺のほぼ中心に位置し、ヒンドゥー教徒にとって、極めて重要な巡礼地。聖なるガンジス河で今までの罪を洗い流す為、インド全土から人々が集まる。

時刻は18:00前で、もう日も落ちかけて電灯に明かりが灯る時間。多くの人がアールティ・プージャと呼ばれる礼拝の儀式を見に集まっています。沐浴をする人も結構いて、暑いから気持ちよさそう。

18:30からの礼拝の儀式が始まると、人が溢れ返り、ドラや太鼓が鳴り響き、異様な空間へ。川辺も見物客のボードで一杯になり、一種ライブ会場のような雰囲気。これが毎晩行われているというので驚きます。

礼拝見てる横で開店中の噛みタバコ屋さん

礼拝を観ていると「ジョニー・デップ」と名乗る日本語ペラペラのインド人が、礼拝の意味とか歴史とかいろいろと教えてくれた。悪い感じでもなかったので、ある程度礼拝を見物した後、彼のお店へ。

そこには、もっと日本語がペラペラな兄さんがいて、女優の「長澤まさみ」さんがバラナシに来た時、お世話したと写真見せられて自慢されました(笑)。

この写真の子が兄さんらしい…。確かに面影はある。

折角なので、沐浴用に、シヴァ神が描かれたピンクのルンギー(腰巻)をRs320dで購入。また、ここからネパールに行きたいと思ってると伝えると、バラナシからゴーラクプルまで列車で行って、そこからバスに乗って行くのがいいと教えてもらい、列車のチケットも手配してもらった(Rs2100)。おそらくかなりボラれてるとは思ったけど、ここはもう良しとしました。

兄さんといろいろとしゃべっていたら、日本人の20代後半ぐらいの女の子が現れて少し話しする。今年の1月に1週間インドを旅して、インドが忘れられなくなって、会社の有給休暇をためて、また来たとの事。帰りたくないどうしようって言っていました(笑)。アグラから全然日本人に会わなかったので少しほっとする。

ホテルに戻り、兄さんに買ってきてもらったビール(Rs180)とホテルの前の屋台で買った春巻風揚物を食べました。何が入ってるかよくわからなかったけど、タレがスパイシーでビールに合う。☆☆☆

聖なる河ガンガーに来れた感動をそのままに、明日はいよいよ沐浴へ。

(つづく)

インド・ネパール一人旅⑨<ムンバイ>

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インド⑨ームンバイ

5月15日(水)

今日は一日ムンバイ満喫デー!

朝ごはん食べずに、朝からエレファント島の石窟へ。

島へはインド門から船が出ており、始発の9:00出発の船に乗船(往復Rs260)。2階建ての小型の船で結構埋まってる。

片道1時間の船旅。風が気持ちいい。

エレファンタ島に着くと桟橋からミニSLが走ってる。それには乗らずひたすら歩く。

そこから左右に土産物屋が並ぶ石段を15分程度上がっていくのだが、これがまた結構しんどい。石段の入口にお猿の籠やのような乗り物があるけど、誰も乗ってない。

途中でパックのマンゴージュースとカレー焼きそばで腹ごしらえ。これが意外と絶品☆☆☆☆

石段を上ると、いよいよ石窟へ入るのですが、入口で大渋滞。入場料がまさかのオンライン決済のみで、Wi-Fiがあるものの全然繋がらず決済ができない。20分程試行錯誤するも、どうしても決済できない。すると、入口の警備員が、「ボスに『私はオンライン決済が出来ないので、現金で支払います』という内容を君が話している動画を送って了承をもらうから、カメラに向かって英語で話せ!」と言われて、大勢のインド人に囲まれながら、警備員のスマホのカメラに向かってつたない英語で事情を説明しました(笑)。

なんとか通じたみたいで、了解がとれ、現金Rs600を払い中へ。

エレファンタ石窟

6~8世紀に建設されたと考えられており、主にヒンドゥー教に関連したシヴァ神を中心とした彫刻や彫像が祀られています。16世紀にガーラープリー島と呼ばれていた小島にポルトガル人が上陸し、巨大な石彫の像を発見し、それ以来、エレファンタ島と呼ばれる。今その石像は博物館に。主な石窟は5つありますが、第2窟以降は、ほとんど石窟の像は残っておらず、なんでも上陸したポルトガル人が射撃の練習で破壊してしまったらしい。なんて酷い事を…。

第1窟には、シヴァの三面上半身像や、シヴァがダンスを踊る姿(ナタラージャ)などの貴重な彫像が綺麗に残されていて、大きさや細部の繊細さに圧倒される。

すごく荘厳な雰囲気で素晴らしかったんですが、警備員が寄って来てパノラマ写真を撮ってやると言われて、撮ってからチップ要求されたのはマイナスポイント。

帰りも船で戻る。

エレファンタ石窟の入口で手間取ったせいもあり、もう14:00。

それにしても人が多い!

一番暑い時間帯で、ネットでおすすめの中華料理屋がなかなか見つからず、早々に諦めてエアコンの効いたインド料理屋で、ターリーとライムソーダをいただきながら、しばし休憩。

タクシーでチャーチゲイト駅まで行って、入口で一応列車のチケットを買ってマハーラクシュミー駅へ。お目当てはドービーガート。

マハーラクシュミー・ドービーガート

ドービーとは、洗濯の事で、約7000人の洗濯人が働く、世界最大級の屋外洗濯場。毎日何千枚もの衣類や布が手作業で洗濯されている。背後の高層ビル群とのコントラストには圧倒される。インド社会の縮図のような場所。駅から続く陸橋に見物台があり、そこから見学。

そこから列車で2駅戻ってGRANDROAD駅へ。改札がないので切符なくても普通に乗れるな~って思って見ていると、駅員らしき人が抜き打ちで切符のチェックしている。何人か呼び止められていました。

扉の閉まらない列車はやはりちょっと怖い。結構スピード出るし。

暑さの為、マハートマー・ガンジーさんのムンバイでの家、マニ・バワンに行くのは諦め、チョーパティ・ビーチへ。

多くの観光客・地元の人が、波打ち際で水浴びしていたが、文化的に水着を着て本格的に泳いだりはしないみたい。

そう言えば、あまり気にしてなかったけど、ターバンを巻いてる一般のインド人、このビーチで初めて見たかも。

そもそもインドでターバン巻いてるのはシク教徒だけで、全体の2%程。ただ、信者に富裕層が多い事から、役人や経営者、国際的に活躍する人が多く、日本でもインド人=ターバンのイメージがついてしまったようです。なので、インドでもほとんど見ない。シク教徒は、髪や髭を剃る事を良しとしない考えがあり、長い髪を内側に包む為、ターバンを巻いているそうです。

おしゃれカフェでクラシックレモネードを飲んでゆっくり。

帰りに思い切り通勤ラッシュに巻き込まれました。

帰りにチャーチゲード駅でサモサドーサを食べる。間に挟まっているカレー味のジャガイモが美味しい。☆☆☆

明日はいよいよ、ガンジス河がある聖地バラナシへ!

(つづく)

インド・ネパール一人旅⑧<アーメダバード/ムンバイ>

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インド⑧ーアーメダバード/ムンバイ

5月14日(火)

朝4:00起きでチェックアウト。通りに人・リクシャーもほとんどいない。

暗い道を4キロ近く。途中迷ったり、野犬にほえられたりして、泣きそうになりながらアーメダバード駅になんとか到着。駅前の屋台で飲んだRs10のチャイがなんと美味しいことか。

駅に入ると列車を待つ人が地べたのそこら中で寝ていて、まさにインドって感じ。

気づいたら5:00を過ぎていて、急いでホームへ。ギリギリで5:20発の列車に乗り込む。早朝の途中乗車で、車両の中は暗くてカーテンも閉まっており、携帯のライトで照らしても席番がどこに書いているかも定かではなく、自分の席が全くわからない。これは明るくなるまで連結部分で待つか~。と思ってたら親切なおじさんが一緒に探してくれて、なんとか自分の席が見つかりほっとする。横向き2段ベットの上の席を確保でき横になる。

ここから9時間。車内販売が結構回ってきて、チャイとか子供用のおもちゃとか鞄、アクセサリーなんかも売りにくる。

昼ぐらいにお腹が空いたので、JhalMuriという混ぜご飯のポン菓子版みたいなスナックを購入。その場で具材とポン菓子を手で混ぜて新聞紙で作った入れ物に入れてくれるのですが、その手でお金とかも触ってるのでちょっと衛星面が…。味はサクサクで美味しい☆☆☆

DADAR駅に14:00に到着。

まだムンバイの中心部から離れているのでどうしようかと思いながら、人が流れる方向についていくと、知らずと在来線(?)のほうへ。

ホームの売店で FOUNTAIN SODA(Rs10)をインド人が我先にと買っていくので、飲んでみたけど、ライムソーダにカレースパイスが入ったようななんとも複雑な味。お世辞にも美味しくない…。☆☆

改札もなく、そのまま目的地のチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(CST)駅へ行く列車を発見し、そのまま乗車。切符も買ってないけど…。

時間が15:00頃だからか結構空いてる。程無く列車が動きで出すが、インドの在来線はドアを閉めない。よく見るインドの列車の風景。さすがに屋根の上には乗ってないですが。15分ぐらいでCST駅に到着。そのまま駅から出るけど改札も何もないし、無料なのかな?

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(CST)駅

毎日1000本以上の列車が発着し、200万人以上の乗客が利用する「アジアで最も忙しい駅」と言われている。そのせわしなさとは対象的に、外観は壮大で美しく植民地時代のインドを代表するヴィクトリア・ゴシック様式の建築で、2004年に現役の駅ながら世界遺産に登録されている。

ただ、今は工事中のようで…。

ムンバイではオートリクシャーの市内中心部への乗り入れが禁止されている為、ここからホテル迄はタクシーで向かいます。

乗合のタクシー(Rs250)で、Backpacker Coweisへ。

欧米人にも人気のドミトリーらしく、セキュリティもよさそう。部屋は6人部屋で欧米人1人とインド人2人が同部屋。荷物整理して、シャワー浴びてスッキリする。やっと落ちついた~。4Fにコモンスペースがあり、ゆっくりしてから、念願のタージマハルホテルへ。

タージ・マハル ホテル

インド最大の富豪ジャムジェトジー・タタが、当時最大のホテルだったワトソンズ・ホテルに入ろうとして白人専用であることを理由に宿泊を断られ、これに怒ってもっと豪華なホテルをインド人の手でとインド人建築家により1903年に建てられた。世界でも有数の超豪華ホテル。

このタージ・マハル ホテルは、2008年11月26日にムンバイ同時多発テロでテロリストに占領され、多くの死傷者がでた場所でもあります。そのテロ事件を扱った「ホテル・ムンバイ」という映画があり、以前見たことがあって実話だと知って衝撃を受けました。

映画『ホテル・ムンバイ』公式サイト (gaga.ne.jp)

本当は泊まりたかったのですが、1泊が4万円程して、苦渋の思いで断念しました。ただ、どうしても訪れたかった場所!

ドミトリーから海側に出るとタージ・マハル ホテルが圧倒的な存在感で君臨している。優雅で歴史を感じさせてくれる威厳のあるホテル。

観光客も非常に多い。となりのインド門も人だかり。

インド門

インド門(Gateway of India)は、1911年に建立。イギリスの統治時代を記念して建てられました。建築様式はインド・サラセン様式で、玄関の高さは26メートル。観光客や地元住民にとって人気のある場所で、フェリー乗り場も近く、エレファンタ島への観光の出発点となっています。インドの独立後、イギリス軍がここから最後に撤退した場所としても知られている。インド人にとっても一大観光スポット。

夕方、日が落ちてきて、ゆったり贅沢な時間を味わう。

そこから歩いて周辺を散策。お腹が空いたので、気分を変えてイタリアンレストランでチキンワイルドクラブサンドを食べる。一緒に頼んだ、プレーンソーダがやけに美味しかった。☆☆☆

ドミトリーに戻ってコモンスペースで、日本が大好きなインド人と談笑。日本のアニメ・漫画は素晴らしい!!って。関係ないけど、なんか誇らしく感じました(笑)。

ムンバイには2泊。明日はムンバイをゆっくり見て回ろう。

(つづく)

 

インド・ネパール一人旅⑦<ジョードプル/アーメダバード>

インド⑦ージョードプル・アーメダバード

5月13日(月)

今日から試練の移動2日間。

ジョードプルからムンバイまでの直行列車が予約できず、アーメダバードで1泊挟む。

ジョードプル駅12:50発、SABARMATI駅(アーメダバードから2つ手前の駅)に夜20:00到着(移動7時間)

・SABARMATIから移動し、アーメダバード駅近くのドミトリーに1泊

・アーメダバード駅 早朝5:20発、ムンバイに近いDARAR駅に14:20着(移動9時間)

という強行スケジュール。

朝、早起きしホテルの屋上で朝日を目に焼き付ける。

家の中は暑いので、夜は皆屋上で寝てるようです。

優雅にコンチネンタルの朝食をとりゆっくりとチェックアウト。

ジョードプル駅から時間通りに列車は出発。

今回は2Aの二段の寝台車。縦向きの上の段で、外の景色が見れないのが残念ですが、プライバシーは確保されていました。

列車などの長期移動中、何をしていたかというと、乗客としゃべったり、本読んだり日記書いたりもするんですが、ipadで映画やドラマなんかもよく見ました。

インドではNETFLIXやAMAZON PRIMEVIDEOが普通に観れます。列車にはWI-FIは無いので、前日に見たい映画をダウンロードして見ていました。面白いのが、日本では出てこないインド映画なんかがリストに上がってきてインド人の趣味趣向が伺えます。当然、日本語訳なんてものは無いですが…。日本やアメリカ映画で見れない作品もあって、インドで公開される予定があると見れないのかな?とか思いましたが、その基準は最後までよくわからなかった。DAZNも見れるのですが、Jリーグや野球はやってなくて、その代わり欧州サッカーやインドと言えばのクリケットが見れました。

親の目を盗んでちょこちょこ歩き回るお子様を眺めたりしながらのんびりと移動。

ちょっと遅れて21:00にSABARMATI駅に到着。全員ここで降りるので激込み。

ここアーメダバード(Ahmedabad)は、インドのグジャラート州最大の都市で、経済と文化の中心地。ムガル帝国の影響を受けた美しい建築物が多く、サーバルティー川の西側の旧市街は、街全体が世界遺産に登録されています。マハトマ・ガンジー独立運動を展開したサバルマティ・アシュラムがあり、繊維産業が発展して「インドのマンチェスター」とも称される。インド工科大学やインド経営大学院も所在し、教育の中心地でもあります。駅にはマハトマ・ガンジー肖像画がところどころに描かれていました。

到着後ほどなく、土砂降りの雨が降ってきて、カミナリは鳴るし、駅前は大騒ぎ。運良く2人目の交渉でオートリクシャーに乗り込む。駅からかなり離れた場所への移動でRs500かかったけど致し方無い。大雨の中の移動なので、雨がめちゃくちゃ入ってくる、よく見たら屋根に穴空いてるし…。そのお金で屋根修理してね。

雨の中運転してくれたドライバーさん

Googleマップで位置情報見てたら、違う方向に行こうとするので、「ストレート!」とか「ライト!」「レフト!」とかこっちから指示しながら、なんとかドミトリーホテルCHARYANA HOTEL AC DORMITORYに到着!

22:00頃の到着だった為、受付が終わるとすぐにベットへ。カプセルホテルのような造りで、各自のベットがカーテンで仕切られていました。皆寝静まっていて閑散としている。とりあえず荷物を置いて腹ごしらえ。

ホテルの下のMAGIC CHICKENというレストランがまだ開いており、一番辛くないというAMERICAN CHICKENを注文する。2PCでRs140。

これが、皮がパリパリで香ばしくて香辛料が効いた絶妙な味付け。肉の部分はジューシーでめちゃうまい。ポテトやパン、つけ合わせの野菜もついてて大満足。☆☆☆☆

明日は朝早い為、今日はシャワー浴びずに就寝。

(つづく)