インド・ネパール一人旅⑰<カトマンズ/パタン>

ネパール⑤ーカトマンズ・パタン

5月23日(木)

今日は朝からゆっくり。8:30から朝食。このホテルも昨日のホテル同様、卵焼いてくれる系ビュフェスタイル。パン、スイカジュースが美味しい。

いよいよ、この旅も残りわずか。

この旅ブログの最初にも書きましたが、今回の旅のミッションは3つ。

ガンジス河で沐浴し、タージマハルを目に焼き付けた。ただ、あと一つ、世界の頂きを拝めていない。ポカラでも天候が悪くトレッキングどころか、ヒマラヤ山脈もろくに見れていない。このままでは、何かを残したまま帰国することになる…。

ここは思い切って文字通りの飛び道具、マウンテンフライトで、エベレストまでひとっ飛び!してみることに。

マウンテンフライトとは、エベレストをはじめとするヒマラヤ山脈を飛行機の窓から間近から眺めることができる遊覧飛行。ブッダ航空やイエティ航空など数社が運行していて、カトマンズの国内線から発着している。

実は、ポカラにいるぐらいから考えてましたが、普通に旅行代理店でネット予約すると$350もかかる。航空会社で直接予約出来れば$220程度で済む(これでも結構高いんだけど…)ので、ここはなんとしても航空会社で!と、カトマンズの街を散策中にも航空会社のチケットカウンターへ行こうとしたが情報が古く現地へ行っても無かったり、あっても何故か旅行代理店を通してと言われたりして手配が出来ずにいました。

で、今日、ほんとダメ元でホテル近くの旅行代理店にフラッと行って、「マウンテンフライトしたいんだけど…。」って言うと、ちょっと胡散臭そうなオヤジが目輝かせて、「マウンテンフライト、大丈夫よ!今、ちょうど割引してて安いよ!」とかなんとか。聞くと$250で行けるとのことなんだけど、悩むフリして、空港までは自力で行く事にして$231で決着。明日朝6:30フライトで、Shree Airlinesという聞いた事の無い航空会社で若干の不安は残るものの念願の予約完了!

気持ちよくパタン観光へ。

パタンはカトマンズの中心地から車で30分程行ったところにある街。

乗合バスで行こうと思い、ホテルから東にあるバスターミナルへ向かう。調べると、バスターミナルから26番のミニバスに乗れば行けるらしいのだが、全方向のバスが集まっており、よくわからない。現地の人、バスの呼び込みしてる人、いろいろな人に聞くが、「あっちだ!」「こっちだ!」とたらい回しにされる。埒が明かないし、タクシーには絶対乗りたくなかったので、パタン方面に向かって歩く。15分ぐらい歩くと、次のバス停に着いた。

ここに来るバスは、とりあえず方向だけは合ってるはず。バスを待っていると、親切なおじさんが「どこに行きたいんだ?パタン?OK!」って言うと、次に来たテンプーと呼ばれるオート3輪自動車を止め、「これに乗れ!」って乗せてくれた。

 テンプー

 テンプーの中

10人乗りのテンプーはほぼ満席で少し空いてる席に無理やり座らせてくれた。結構ジロジロ見られる…。どこで降りたらいいのかな~?とか思ってたら、誰かが屋根を叩いてテンプーが止まり、乗ってたほぼ全員に「ここで降りて!」って促されて急ぎ降りる。どうも乗せてくれたおじさんが「こいつはパタンに行きたいらしいから、着いたら降ろしたってくれ!」って言ってくれてたようです。おじさん、乗客の皆に感謝!!で、運転手にNRs100渡したら、NRs90返ってきた。なんと運賃NRs10!安っ!!

無事パタンへ到着!パタンのダルバール広場に入ろうとすると、外国人ツーリストは入場料NRs1000。高っ! ギャップが激し過ぎ!

パタン

サンスクリット語でラリトプルLalitpurと呼ばれる美の都。仏教とヒンドゥー教の文化が融合しており、ダルバール広場には旧王宮、クンベシュワール寺院や黄金寺院などの重要な建築物が集まっている。また、ネワール工芸の中心地として知られ、手工芸品や彫刻、金属細工が盛ん。カトマンズから南のバグマティ川を越えてすぐの場所にあり、豊かな歴史と文化を持つ魅力的な都市。世界遺産にも認定されている。

旧王宮の内部は博物館になっており、ネワール文化によって彩られた仏教やヒンドゥー今日の神像や装飾品などが展示されている。

クリシュナ寺院 

17世紀に建てられた、ネパールでは珍しい石造りの寺院。2階にクリシュナ、3階にシヴァ、4階にブッダが祀られている。中に入れるので観光客でいっぱい。

この広場も地震の大きな被害を受け、修復が進められていました。

クンべシュワール寺院

1392年に建てられたシヴァ伸を祀る、パタン最古の寺院。五重塔が立派!

ゴールデン・テンプル

見事なまでに金色に輝く仏教寺院。柱や扉全体、装飾品に緻密な細工が施されていてほんとに美しく感動する。

パタンは世界遺産になるだけあって、街全体が歴史を感じさせてくれる。また、見所がコンパクトに集まっていて、強引な客引きもなく、ゆっくり観て回れる。かなりお勧めの街でした。ただ、旅の疲れが溜まっているのか足にくる…。

一通り、見物して、タミル地区へ戻ろうと、パタンのバスストップに行くが、全然バスが来ない。

人通りが多い別の通りに行こうと歩いていると、大きなデパートを発見!

中に入ると食料品から日用雑貨まで何でも置いてあり、お土産用にとインスタントラーメンやらスパイスやらチャイの元、お菓子なんかを大量購入。

結構置き方が雑。あと、MASALA CANDYがお土産におススメって聞いてたけどなんかマズそうなので買うの止めました(笑)。

帰りは、また親切なカップルに、これに乗ったら良いと教えてもらい、スムーズに相乗りマイクロバスに乗車(NRs40)。しかも、降りる際、「地球の歩き方」を座席に置き忘れていたらしく、女性がわざわざ降りてきて渡してくれた!ありがとう!!

今日は、ネパール人の優しさに触れた一日でした。

夕食は、タミル地区で有名な日本料理屋、MOMOTAROU RESTAURANTで、きつねうどんを食べる(NRs600)。麺はあまりコシはないけど、出汁がまあまあいける。あと、最初に出てきた温かい日本茶が美味しかった☆☆☆。

食後にお金が尽きてしまったので、少しだけ両替。レートは以下の通り。

ネパールのTUBORGビール(NRs350)とチーズボールのスナック菓子を買ってホテルに戻る。ネパールではビールOKっぽくて、普通に買えるので有難い。

必要なものを洗濯だけして、明日早いので、早めの就寝。

観光は明日がラスト!!マウンテンフライトは、天候次第で飛ばない事もあるとのことなので、うまくいけばいいのだが…。祈りながら眠る。

(つづく)